2009年7月17日金曜日

コンガ


しばらく叩いてなかったコンガを、部屋の練習ゾーンにセッティングした。

最近は、ジャンベやらカホンやらダラブッカやらリクやらをメイン楽器にしていたけれど、なんとなく、ハンドパーカッションに興味を覚えたきっかけでもある、コンガを叩きなくなったので、引っ張りだしてみた。

大学卒業後、仕事とは無縁の頃、コンガと弁当を公園に持っていって、朝から暗くなるまで叩いていたものだ。完全に独学なので、テクニックはない。魂はあるんだけど。。

本皮の楽器には、音を出した時、特別な感覚に魅せられる。
空気が揺れる感じ、音に皮膚を撫でられる感じが、なんともいえない。

ドラムのように、自分の身体以上の音に拡声される魅力とはまったく別の魅力だ。

コンガといえば”アフロ・キューバン・ジャズ”。
アフロ・キューバンというのは、元々アフリカ系キューバ人のを指す。
スペイン領時代に、アフリカ系民族が奴隷としてキューバに渡り、スペインの音楽文化とアフリカのリズムが融合して、アフロ・キューバン・ミュージックが生まれた。
さらに、1930年代~40年代にキューバのミュージシャンがアメリカに渡り、ジャズと融合して生まれた音楽が、アフロ・キューバン・ジャズだと考えられている。
(諸説あると思いますので、詳しい方がいましたら、教えてください)

どっぷりしたアフロ・キューバンを聴きたいのなら、”SABU / Palo Congo”がおススメ。
名曲”El Cumbanchero”をはじめ、かなり土着的なアフロ・キューバンの世界に浸ることができる。
名コンゲーロ”Sabu Martinez”のリーダー作。ブルーノートレーベルからラテン音楽がリリースされていることは大変珍しいが、アフロ・キューバン・ジャズのルーツを辿るには、もってこいの一枚ではなかろうか。

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